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【実録】地方移住で古民家に3年住んで感じたメリットとデメリット【尾道編】

こんにちは。

今日は、大阪から広島県尾道市に移住して古民家(推定築60年以上)に約3年間住んでいる僕が感じたメリット・デメリットを書いていこうと思います。

ここ最近、コロナ禍にあって都会からの地方移住への関心が高まっている感じがします。

地方にも色々あると思いますが移住先で「マンションやアパートよりも家賃が安い古民家を探して住みたい!」なんて人も多いんじゃないでしょうか?

実際、僕が住む場所を古民家に決めたのも家賃が破格だったからですね。

じゃあ、実際に住んでみて良かったのか?その辺をシェアしたいと思います。

古民家に住みたいと考えてる方の参考になれば幸いです。



メリット

家賃等が安かったりする

空き家になっている古民家の中には、不動産会社の賃貸物件一覧に掲載されてない空き家が結構あります。

大家さんも空き家になっているまま放置している事もあるので家賃は交渉次第です。

どうやって空き家を見つけるか、、、僕は地域の方に聞き込みして空き家を紹介してもらいました。

よくわからない初期費用がなかった

新しく賃貸を借りると発生する敷金・礼金や謎の初期費用がありますよね。。。

僕の場合は、大家さんと直接賃貸契約したので敷金礼金0で謎の初期費用もありませんでした。

謎のスプレーでうん万円とかね・・・・

DIYできる

借りた古民家は、大家さんに好きにDIYしていいと言われました。

手入れもしていない空き家だとDIYがOKなことが多いみたいです。

普通にアパートやマンションを借りると画鋲を刺すのも嫌なんですが今は好き放題やってます。

今は畳の和室を床張りに変えたいです・・・。DIYも工具にお金かかるんですよねぇ・・・。(遠い目

デメリット

冬は寒く、夏は暑い

僕の住んでいる古民家は木造土壁タイプなんで断熱材なんて入ってないんですよね。

冬は、どこからともなく冷気が入ってくるので「ほぼ外」です。住んで初めての冬はエアコンもなかったので寒すぎたのか手足が霜焼けになって皮膚科にいきました・・・。

都会の高気密なマンションでぬくぬくと育ちすぎました・・・。

夏は、とにかく暑い!

どんな家か~とか立地などの状況にもよるんですが我が家は暑いです。

年々、日本の夏は暑くなっています。昔は古民家も涼しかったんだと思いますが環境が変わってきましたね。悲しい。

二階建ての二階なんかは屋根からの熱が伝わってくるので夏の終わりを感じる今(書いてる時は9月末頃)でも日中は暑いです・・・。

エアコン必須環境ですが部屋数が多いのでエアコンは2階のみ。1階は地獄と化しております。

あらゆる虫が出る

住んでる場所が山よりというのもあるんですが家の中にあらゆる虫が出現します。

最初は「ぎゃーぎゃー」言っておりました。

大阪のマンションに住んでいる時は、強制換気口からコバエが侵入する程度で稀に室外でGが出るくらいでした。

古民家では、ムカデを筆頭にG・ダンゴムシ・ヤスデ・なんかゲジゲジしたやつ・軍曹などなどが出現します。冬はおとなしめで夏がやばいです(白目

原因としては、高気密ガンダムみたいなマンションと違って古民家は段ボール戦士なみに隙間だらけなんです。

一例ですが、畳をはがすと隙間だらけの床が・・・

ポイント

畳の下は隙間だらけ。そりゃ虫も家にお邪魔しますよ~!

色んな場所に隙間があるのでそこから虫が侵入してくるので覚悟が必要です・・・。

寝る時は蚊帳で寝ていますよ。ムカデに刺されたら大変!

雨漏りの可能性

古民家って瓦屋根の家が多いので築年数が60年くらいたってると瓦がずれていたり割れたり等々で雨漏りしている事があります。

我が家も内見した時に雨漏りしていたんだろう跡が何か所かありましたが修繕されていたようです。

ポイント

雨漏りしていたと思われ箇所。シミや板が浮いたりしてますね。

しかし、2018年の豪雨災害頃から天井から水滴程度の雨漏りが・・・・。

大家さんに報告はして住めなくなるほどじゃないので様子を見ることに(家賃格安なのでね)

そして、台風と豪雨をなんとかのりきってきましたが今年の夏に蛇口を捻ったような雨漏りが発生。

後日、瓦がずれていたみたいで大工さんが直してくださりました。

古民家じゃなくてもそうですが内見時に天井や壁の雨漏り跡は必ず修繕済みか確認するのが無難です。

外の軒下部分の雨漏も意外と盲点です。

水道設備が古い

単純に築60年以上となると交換してなければ水道管は劣化しています。古民家ほどじゃなくても中古住宅で購入後に水道管破損なんて事例もありますから・・・。

我が家は今のところ何事もなく使えていますがご近所さんが水道管破裂でお引越しを余儀なくされてました。

水道管をひきなおすとなると費用もかなり高額になります。

汲み取り式のトイレが多い

尾道に限った事ではないと思うんですが下水が整備されてない土地ってあるんですよね。

なので、尾道で古民家を探すとほぼほぼ汲み取り式トイレです。ぽっとん便所ってやつです。

水洗式トイレしか使ったことがなかったのでこれが一番きついです・・・。今でこそだいぶ慣れましたが。

汲み取り式トイレは、下水道に繋がっていないので数か月に一度、業者さんにバキュームカーで汲み取ってもらわないといけません。

大体、4か月に1度くらいで6000円程と費用がかかります。

臭いもするのでハエ発生防止と消臭をかねて、バイオ消臭剤を使っています。年間9500円程・・・・。

全部で15,000円程・・・改めて計算しましたが何かとお金がかかりますね~(涙

まとめ

古民家の状態によって条件は様々だと思いますが上記に書いた多少の不便があっても家賃が格安なら良いよって方は古民家お勧めです!

格安売り物件もあるので購入して自分でDIYを楽しめる人にもおすすめです。

家賃等が安いなどの恩恵はでかいんですがデメリットも多く修繕に費用が掛かることもあるのでそこを許容できるなら古民家を探してみてもいいかもしれませんね!

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